仏Aldebaran RoboticsとNuance Communicationsは、Aldebaranのヒト型ロボット「NAO」がNuanceの会話型音声機能を採用し、より自然な人とロボットの対話を実現したことを発表した。
今回の取り組みは、NuanceのNDEVモバイルデベロッパープログラムを通じて、Nuanceが提供するクラウド・ベースの音声認識と音声合成を組み合わせることで、19種類の言語で人とロボットの自然な会話を実現したというもの。また、併せて、ロボットのキャラクターに合わせて特別に開発されたカスタム音声合成による個性を実現したとしており、これによりAldebaranは次世代ロボットの対話の利用範囲を拡大することができるようになり、教育、自閉症の子供たちへの特殊な教育環境や個人用ロボットなど、さまざまな状況におけるロボットと人の対話を可能にしたと説明している。
なお、Aldebaranでは、Nuanceの自然言語理解と音声合成を採用した新しいソフトウェアを2014年初旬にリリースする予定だとしている。