クラウド・スコープ・テクノロジーズは11月5日、仮想化環境をビジュアルに監視・管理する「MoonWalker ver.3.0」を発表した。価格は、5百万円から。

「MoonWalker」は、サーバ機器やネットワーク機器等の構成情報、障害情報、統計情報を一元的に管理・監視する統合運用監視ツールで、今回リリースする新バージョンでは、VLAN(Virtual Local Area Network)と仮想マシン(VM:Virtual Machine)の関連性を自動で取得する機能及び、Webレスポンスを監視する機能を追加。また、MoonWalkerの稼働プラットフォームを刷新し、パフォーマンスの改善と合わせ、ユーザがより快適に操作できるようにした。

MoonWalkerの「サービス(業務)視点から見たシステム構成情報管理機能の自動取得」機能に、これまで自動取得の対象としていた仮想ノードと物理ノード、およびストレージの関係性に、新たにVLANを追加。VLANを使用してシステムが構築されていることが多いミッションクリティカルな業務の管理上、ネットワーク障害とサーバ(サービス)影響を即座に判断でき、運用者の大幅な負荷軽減と障害対処を迅速化する。

VLANとVMの関連性の自動取得の例

また、ユーザからの要望に基づき、Webレスポンス監視機能を追加。同機能では、Webサイトの応答監視及びレスポンス時間測定を行ったり、任意のシナリオに従ったリクエスト(例:ログイン、検索、ログアウト)を実施し、その応答有無や応答時間の計測も行う。これにより、ビジネス上重要な位置付けとなっているWeb機能の監視を強化し、安定的な運用を可能とする。

(左)Webシナリオ監視設定画面、(右)レスポンス時間表示画面