エプソンは11月1日、A4シートフィードスキャナーの新商品3機種を発表した。
同社は、コンパクト化・給紙性能の向上・高速スキャンの実現とクラウド連携やネットワーク対応、幅広い用紙対応力を備えた新商品を投入し、A4シートフィードスキャナーのラインアップを一新した。
DS-510/560は、ES-D350と比べて容積で約46%、設置面積で約26%削減したコンパクトな本体サイズながら、毎分26枚(A4カラー200dpi/300dpi)の高速読み取りを実現した。書籍や雑誌などの複数ページの読み取りも高画質・高速でストレスなくスキャンでき、データをクラウドサービスに保存してモバイル端末で楽しむことができる。
Wi-Fi搭載モデルのDS-560は、2014年1月下旬以降に提供予定のスマートデバイス向けアプリ「Epson DocumentScan」を使用することで、パソコンを経由することなく直接スマートフォンやタブレット端末にスキャンできる。写真や書類、名刺などをスキャンしてスマートフォンで持ち歩いたり、クラウドサービスを利用してモバイル端末から閲覧したりといった使い方が可能となる。
また、ビジネス向けのDS-860は、スキャンスピードが毎分60枚(A4カラー200dpi/300dpi)で80枚の大容量給紙を実現。大量の文書を電子化したい業務用途に適したWindows専用の高速モデルだ。銀行や官公庁、自治体などにおいて、大量の伝票・帳票を処理する場合や、支店・拠点ごとに分散してスキャンする場合において、業務効率の向上が図れる。
本体には、新たに「スキャナビパネル」を搭載し、ユーティリティソフト「Document Capture Pro」でサイズ・解像度・保存形式などの設定を登録した「ジョブ」を、スキャナー本体のパネルに9パターンまで割り当てることができる。原稿に合わせたスキャン設定を登録できるため、効率的な作業が可能となる。
いずれのモデルも価格はオープン。市場想定価格と発売時期については、DS-510が3万円台後半で11月14日より、DS-560が4万円中盤で1月下旬より、DS-860が12万円台中盤で2月上旬より発売となる。