独Zentrum Mikroelektronik Dresden(ZMDI)と村田製作所は、さまざまなアプリケーション-サーバ、記憶装置、FPGA設計向けに高電力密度を有するトゥルーデジタル25A POLソリューションを発表した。

同ソリューションは、ZMDIの非絶縁型DC/DC電源向け単相デジタルPWMコントローラIC「ZSPM1025」と村田製作所の単相25A表面実装電源ブロックを組み合わせたもので、短期間での高性能スマート・デジタル電源ソリューションの開発を実現することを可能とすると両社は説明している。

ZSPM1025には、デジタル制御ループおよび補償回路があらかじめ設定されており、ユーザーは、最大出力電流25Aの以下の3つのスマート・デジタル電源ソリューションを活用することが可能となっている。

  1. ZSPM1025A:PMBusにより出力電圧0.35V~3.6Vにプログラム可能で、初期設定4通りの出力容量からユーザが選択可能。また、保護機能設定が可能なほか、シーケンスとモニタリング設定可能
  2. ZSPM1025C:ピン設定により出力電圧0.6~1.2Vに設定可能。また、ピン設定により初期設定4通りの出力容量からユーザ選択が可能
  3. ZSPM1025D:ピン設定により出力電圧1.2V~3.4Vに設定可能。ピン設定により初期設定4通りの出力容量からユーザ選択が可能

なおZMDIでは、この単相トゥルーデジタルPOLコントローラのラインアップを、村田製作所の大出力電流性能を有する単相表面実装電源ブロック向けに、2013年末および2014年初頭にかけて拡大する予定だとしている。

ZMDIのZSPM1025のパッケージ外観