ネットワールドは10月31日、米PernixDataとディストリビュータ契約を締結し、VMware環境におけるサーバ・サイド・フラッシュ・クラスター・ソフトウエア「PernixData FVP」を、11月6日より販売開始すると発表した。
「PernixData FVP」は、VMwareハイパーバイザー内にカーネルモジュールとしてインストールされ、VMwareのクラスターサーバ上のフラッシュメモリーをプールして、複数のサーバで共有するキャッシュ・クラスターを提供し、書き込み/読み込み要求に対応するソフトウェア。
「PernixData FVP」の概念図 |
アプリケーションIO性能が大幅に改善され、VDI(仮想デスクトップ)、SQL databases、Exchangeなどのアプリケーション・レイテンシーを減少させることができる。書き込み操作では、フラッシュへの書き込みと同時に、クラスター化された複数のサーバ上のフラッシュにカーネル間で低遅延の同期レプリケーションを実行するので、ストレージに書き込まれる前にサーバやネットワークの障害が発生した場合もデータロスを防ぐことが可能。
「PernixData FVP」のライセンス価格は、1ノード当たり90万円(税別)。また、SMB向け「FVP SMB バンドル」モデルでは、120万円(税別)で最大4ノードまで利用可能となっている。
なお、動作環境は、vSphere 5.0および5.1の稼働中のVMware社認定のvSphereハードウエア環境、 利用するフラッシュは、VMware社認定のPCIeカードとSSD(Intel SSD推奨)ブロックデバイス(iSCSI, FC)として接続されたストレージ。