米ジュニパーネットワークスは10月29日(現地時間)、10GE/40GE対応のデータセンター・アクセス・スイッチ「QFX5100」ファミリーを発表した。

「QFX5100」ファミリーは、アーキテクチャ「MetaFabric」を基盤としており、また、「Junos OS」により、アプリケーションのアップタイムを最大化できるよう支援するほか、このスイッチ製品クラスにおいて利用できるレイヤ2およびレイヤ3の機能を提供する。

「QFX5100」ファミリー

特徴として、「QFX5100」ファミリーは、複数のファブリック・アーキテクチャ・オプションでの導入ができるため、投資を保護しながら現在と将来のビジネスニーズに対処することが可能。既存のジュニパーネットワークスのバーチャル・シャーシや「QFabricTM」(2~128ノードに拡張)などに加え、バーチャル・シャーシ・ファブリックなどアーキテクチャをサポートする。

「QFX5100」はオープン・インタフェースを使用しているため、Leaf /Spineやレイヤ3ベースの設計など、他のファブリック・アーキテクチャにも対応するほか、トポロジー非依存型インサービス・ソフトウェア・アップグレード(TISSU)機能を備えるToRスイッチとして、ネットワーク管理者はアプリケーション配信を妨げることなくソフトウェアのアップグレードを実行することができる。

そのほか、「QFX5100」ファミリーは、「Junos OS」、「Junos Space Network Director」、「Network Director API」を通じ、運用の簡素化を狙いとした一連の機能を搭載しているため、ゼロタッチ・プロビジョニングを可能にし、OpenStack、CloudStack、Puppet、Chefとのオーケストレーションを実現する。