三井情報(MKI)は10月30日、スマートフォンのWi-Fi電波から位置情報を測位する技術と、リアルタイムに分析・解析が行えるデータベースを組み合わせることで、ユーザーの位置情報に基づいたO2O(Online to Offline)サービスなどを提供できる「動線分析ソリューション on SAP HANA」を発表した。2013年11月より販売を開始する。

このソリューションでは、施設内に設置したWi-Fiアクセスポイントから来店者のスマートフォンの位置情報を取得し、Cisco CMX(Connected Mobile Experience)によって位置情報を測位する。収集した情報は、インメモリデータベースSAP HANAを活用して高速に解析・分析を行う。

高速な分析が行えるデータベースを用いることで、位置情報と企業が所有する顧客の属性情報や過去の購買履歴などを組み合わせた分析をリアルタイムに行うことができるため、O2Oによる集客や動線改善による滞留時間の向上など、施設運用者のビジネス拡大の基盤として活用できる。

動線分析ソリューション on SAP HANAのイメージ