スターティアはこのほど、「業務におけるオンラインストレージの利用状況」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査はオンラインストレージの利用者338人を対象として、2013年7月26日~7月31日に行われた。
発表によると、全体の48.1%の人が業務で個人向けサービスを利用していると回答しており、個人向けサービスと法人向けサービスの業務利用はほぼ半々という結果になっている。
個人向けサービスの利用者のうち最も多くの人が使っているのは「Dropbox」で、以下「Google Drive」「Yahoo!ボックス」「Microsoft Skydrive」と続く。過半数の人は「Dropbox」もしくは「Google Drive」を利用しており、「Yahoo!ボックス」と「Microsoft Skydrive」の利用者は合計で2割程度となっている。
個人向けサービスの利用者に、有料プランと無料プランのどちらを利用しているかを尋ねた質問では、60.9%の人が「有料プランを利用している」と回答している。しかし勤務先の規模別に分類したデータを見ると、10名以下の企業では70%の人が無料プランを利用しており、従業員数が多い企業ほど有料プランの利用者が多い傾向にある。
また、法人向けサービスの利用者を対象に、勤務先で「個人向けサービスの業務利用は禁止されていますか?」と尋ねた質問では、従業員の規模によって傾向が異なる結果が出ている。101名以上の企業では70%以上の企業が個人向けサービスの利用を禁止しているが、100名以下の企業では禁止されていないケースの方が多い。
このほか、オンラインストレージを選ぶ際に重視したポイントを尋ねた質問では、最も多い21.9%の人が「価格」を挙げている。