KDDIとコロプラは10月29日、地方自治体や観光協会などを対象に、位置情報ビッグデータを活用した観光動態調査レポートの提供を開始した。あわせて同社は、東日本大震災によって被災した岩手県 / 宮城県 / 福島県に対し、同レポートの無償提供を行うとしている。
このほど提供が開始された観光動態調査レポートは、位置情報ビッグデータを観光施策の立案や地域振興に活用するためのもので、これにより、地方自治体や観光協会は、観光客の性別や年齢層別の行動傾向を分析することが可能になる。
また、同社は観光動態調査レポートを岩手県 / 宮城県 / 福島県へ無料で提供することで、観光の回復を支援するとしている。
市区町村別の宿泊人数を分析したレポートのイメージ |
なお、レポートで活用される位置情報ビッグデータは、auスマートフォンユーザーからKDDIが同意の上取得したもので、位置情報のほか、性別・年齢層といった属性情報も含まれる。これらのデータは個人を特定できない形式に加工されたものとなっている。