富士ゼロックスは、同社の複合機やパソコンからインターネットを通じて利用するクラウド型の翻訳サービス「スキャン翻訳サービス」の翻訳機能などを強化して11月25日より発売すると発表した。また、本サービスと連携を可能としたクラウドサービス「Working Folder(ワーキングフォルダー)」を機能強化し、11月1日より提供を開始する。スキャン翻訳基本サービスの価格は、10,000円/月(税別)から。
「スキャン翻訳サービス」は、「外国語の文書の概要を把握して、重要度や緊急度をすぐに判断したい」、「母国語が異なる人同士のコミュニケーションを円滑にしたい」など、文書に「何が書いてあるのか」を「その場」で理解することが必要な場面で、翻訳業務の効率化、グローバルなコミュニケーションを支援するサービス。複合機のスキャン機能を利用して紙文書の機械翻訳を行うことができる。
日本語から英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語での双方向の翻訳に加えて、英語から中国語(簡体字、繁体字)や韓国語へのダイレクトな翻訳が可能。また、クラウドサービス「Working Folder」と連携することで、当該共有フォルダに格納している文書(DocuWorks形式、PDF形式)を、簡単な操作でクラウド上から直接翻訳することが可能になる。今回はこれまでの日本語・英語・韓国語に加え、繁体字中国語・タイ語での利用が可能となっている。
「Working Folder」は、オフィスとモバイル環境下でドキュメントの共有を実現し、いつでもどこでも情報活用を図ることができるクラウドサービスで、オフィスとモバイル環境下でドキュメントの共有を実現し、いつでもどこでも情報活用を図ることができる。
機能強化した「あんしんドロワー」により、「Working Folder」に格納したドキュメントを端末(PC・モバイル機器)にダウンロードせずに閲覧可能となり、万が一端末を紛失しても、他人からドキュメントを閲覧されるリスクを低減する。
さらに、「スキャン翻訳サービス」との連携に加え対応言語も拡大し、グローバル化するビジネス環境でのコミュニケーションを支援する。
なお、10月23日に発表したオフィス向けフルカラーデジタル複合機「ApeosPort-V C」および「DocuCentre-V C」シリーズ計18機種に、「Working Folder」にアクセスするための連携ツールがあらかじめインストールされ、従来のPCからのインストール作業が不要で、対象機種の操作パネルから簡単な操作で連携機能の設定が可能。