シャープは10月29日、自動車のエアコン吹出口に取り付けるタイプの車載用プラズマクラスターイオン発生機「IG-FC1」および車内のカップホルダーに設置するタイプの「IG-FC15」を発表した。
IG-FC1は、限られた車内スペースの有効活用を目的に開発されたもので、専用のアタッチメントでエアコン吹出口のルーバーに取り付けるタイプとなっている。エアコンのスイッチをオンにして使用した場合(吹き出し風速4m/秒(弱運転相当))、2万5000個/cm3のプラズマクラスターイオンが気流に乗り、空間全体(約3.6m3)に広がり、車内の空気の浄化と染みついた気になるニオイを脱臭するという。
また、エアコンをオフにした状態で使用する場合、運転手の顔付近など約60cmのスポット空間に10万個/cm3のプラズマクラスターイオンを放出し、約30分で肌にツヤを与える保湿効果を発揮するという。
一方のIG-FC15は、標準モード時(濃度2万5000個/cm3)の約2倍のプラズマクラスターイオンを放出するターボモードを搭載し、車内のニオイが気になる時などの急速消臭などが可能。1.9Wの消費電力かつ29dBの低騒音で、吹き出し方向を2段階に調節することが可能な可変ルーバーを採用している。
なお、2製品ともに発売日は11月8日を予定しており、価格はオープン。色はIG-FC1がホワイト系/ピンク系/ブラック系の3色。IG-FC15がゴールド系/レッド系/ブラック系の3色が提供される予定で、同社では2製品ともに月産1万5000台規模で量産を行っていく計画としている。