三越伊勢丹ホールディングスは、文化学園・文化出版局が発刊する雑誌「装苑」と共同で、クラウドファンディングサイト「TOKYO DESIGN COMMIT」を開設した。
「TOKYO DESIGN COMMIT」は、国内ファッションビジネスの中長期的な成長への貢献を目的としたクラウドファンディングサイト。「ファッションショーを開催したい」、「海外で展示会を行いたい」などといった、若手デザイナーやクリエイターが持つさまざまな「夢」の具現化を支援する。それと共に、すでにファッション業界で活躍しているデザイナーにとっても、新しいビジネスアイデアへのトライアルの選択肢として活用できるような仕組みを提供していく。
また、「TOKYO DESIGN COMMIT」は、モール型クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」上に設けられた専用サイトという形で運営される。掲載されるデザイナー・クリエイターのプロジェクトは同社と装苑が共同で選定し、サイト上にてその内容や目標金額などを紹介。一般的なクラウドファンディングと同様、プロジェクトに共感し実現させたいと思う人がサイトを通じてプロジェクトに出資する。資金調達期限内に目標金額に達した場合のみ支援金がカード決済され、支援者には金額に応じたリワード(商品やサービスなどのリターンアイテム)が贈られる。
なお、現在はプロレスとヒーローをモチーフにしたブランド「ユキヒーロープロレス」が東北の子どもたちと一緒にテキスタイル作りからコスチュームデザインまでを行い、子どもたちに本物のプロレスラーにリングで着てもらった勇姿を見せるプロジェクト「本物のヒーローのコスチュームを作ろう!」などが掲載されており、11月28日(予定)には第2弾の支援募集として、デザイナーの山縣良和が推薦する新進気鋭のクリエイター・柳亜里のプロジェクトを紹介するということだ。