飛行機内でのW-iFiサービスを提供する米Gogoは10月28日(現地時間)、日本航空(JAL)と提携したことを発表した。これにより、日本航空は国内線で利用する機材でGogoの機内インターネットワービスを提供するという。提供開始は2014年夏の予定。
Gogoは機内インターネットサービス、機内エンターテイメントサービスを提供する企業。接続技術としては、地上のアンテナからセルラー無線を利用して機体と接続するATG(Airt-To-Ground、衛星通信とATGの組み合わせなどを利用する。顧客は航空会社からではなく、Gogoと直接サービス契約をする。GogoのWebサイトでは、フライト前に購入できる1日パスが14ドルなどとなっている。United Airlines、American Airlines、Delta Air Lines、Air Canadaなど北米の航空会社を顧客に持ち、2000以上の商用機材、6500以上のビジネス機材で利用されているという。
日本航空はGogoにとっては、北米以外の国際展開に向けた最初の主要顧客となる。Kuバンドを利用した衛星通信を利用する。同社が国内線で利用する77の全機材が対象で、2014年夏にサービス開始を見込むという。
Gogoとの提携について、現時点では日本航空からの発表はない。