NTTデータは10月28日、OSS統合運用ソフトとして公開している「Hinemos」において、セゾン情報システムズのファイル転送ツール「HULFT」に対応したオプション製品の提供を同日より開始すると発表した。両社は、本オプションの提供によりHinemosとHULFTの普及展開を目指す。

Hinemos概要図

Hinemosに本オプション製品を適用する事により、Hinemosの管理画面のみで、HULFTの設定変更やHULFTのファイル転送結果の閲覧が可能となる。

操作画面の一元化では、HULFTをサーバにインストールした後に、HULFTの管理画面を一度も操作せずに、Hinemosの統合管理画面から、HULFTのファイル転送の設定が登録できる。また、ファイル転送結果もHULFTの管理画面を利用せずに、Hinemosの統合管理画面から確認可能。これによりHinemosの統合管理画面では、転送元、転送先、ファイル名、転送先フォルダを指定するだけで容易に転送設定が可能。

ファイル転送設定時とファイル転送時のHinemos-HULFT間通信

また、HULFTのファイル転送はHinemosのジョブとして管理され、Hinemosのジョブ管理機能で備える複数ジョブの順次実行、スケジュール実行、多重度制御などの多くの機能と連携可能。さらに、HULFTの転送結果をHinemosが備えているイベント管理で一元的に管理したり、異常発生時のエスカレーション(メールなど)もHinemosの機能で実現。さらに、HULFTのファイル転送設定はHinemosの管理データベースに登録される。

既存のオプションであるHinemosジョブマップオプションの一部としてリリース。HULFT対応したHinemosジョブマップオプション ver1.2.0は、10月28日にリリースし、Hinemosパートナー企業より提供される(本オプションで利用するHULFTは、別途購入が必要)。