NECおよびNECディスプレイソリューションズは28日、タブレットPCの直感的な操作を大画面で実現する「PC内蔵電子黒板」を、2014年2月下旬から販売開始すると発表した。価格はオープン。
「PC内蔵電子黒板」キャスター付スタンド設置時 |
21世紀の教室環境における授業風景イメージ |
「PC内蔵電子黒板」は、「BrainBoardシリーズ」の65型タッチパネル内蔵ディスプレイ「MultiSync LCD-V652-TM」に、Windows 8.1 Professionalを搭載したボード型組込PCを内蔵したもので「NEC 学校ICT推進ソリューション」を構成する製品の一つ。
主な特徴として、ディスプレイの電源を入れることで、ボード型組込PCも連動して起動。教材データは、USBメモリや校内ネットワークからの転送により、ボード型PCで読み取ることが可能となっている。
USBポートを3ポート搭載しており、書画カメラと接続しリアルタイムでカメラに映った画像表示しながら授業を行うことや、ネットワークカメラを取り付けて海外の学校との協働学習を行うことが可能。生徒が利用するWindowsタブレットと同様に、Windows 8.1 Professionalを搭載することから、タブレットと連携した授業支援ソフトが電子黒板でも利用できる。
「MultiSync LCD-V652-TM」の主な仕様として、表示画素数は1920×1080、外形寸法はW1540.4×H909.2×D106.5mm、質量は約68.3kg。
また、「PC内蔵電子黒板」は、65型に加え、46型のタッチパネル内蔵液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-V463-TM」にボード型組込PCを内蔵したモデルも提供され、同製品の主な仕様として、表示画素数は1920×1080、外形寸法はW1095.0×H650.0×D80.3mm、質量は約28.1kgとなっている。
なお、ボード型組込PCのCPUの主な仕様として、プロセッサーはインテル Core i5-3610MEプロセッサー、外形寸法はW200×H119×D30mm、質量は約1kg。