オラクルは25日、データ統合製品ポートフォリオをさらに強化する「Oracle Data Integrator 12c」および「Oracle GoldenGate 12c」を発表した。
「Oracle Data Integrator 12c」および「Oracle GoldenGate 12c」は、データサービスやデータ連携、メタデータ管理、データ品質管理、バルクデータ移動、リアルタイム・レプリケーションまでを含めたオラクルの包括的データ統合ポートフォリオを構成する製品。
今回の「Oracle Data Integrator 12c」で強化された主な機能として、再利用可能なマッピングとステップバイステップのデバッガを備えたフローベースのマッピングモデルによって製品の市場投入までの期間を短縮。並列処理性能の強化によって、データ統合の実行プロセスにおけるパフォーマンスを向上する。
また、「Oracle GoldenGate 12c」や「Oracle Enterprise Manager 12c」との統合性を強めることによって、生産性を向上し、モニタリング機能の強化が可能となっている。
「Oracle GoldenGate 12c」の新機能の主な利点として、「Oracle Database 12c」との緊密な統合とマルチテナント・アーキテクチャのサポートによって、プライベート・クラウド環境へのシームレスな移行を実現。新たなIntegrated Delivery機能を使用することで、オラクルのデータベースを対象としたレプリケーションのパフォーマンスは従来の2倍に向上した。
また、複数データベースのデリバリ・プロセスを使用している場合、オラクル以外のデータベースに関しても新たなCoordinated Delivery機能を使用することによって、「Oracle GoldenGate 12c」を設定し運用管理できる。