資生堂は10月24日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで、中東地域への輸入販売を行う「Shiseido Middle East FZCO(資生堂ミドルイースト)」を現地企業と合弁で年内に設立することを発表した。

合弁会社が販売を行う国は、UAEやバーレーン、ヨルダン、クウェート、オマーン、サウジアラビア、カタールなど中東7カ国。出資比率は、資生堂(在仏の100%子会社Shiseido International Europe S.A.)が51%、現地企業が49%。

中東の当該7カ国においては、1997年以来、現地代理店であるクリエーションが欧米と同様のプレステージマーケティングのもと、グローバルブランド「SHISEIDO」を販売していた。

当該地区は、人口規模、富裕層の多さなどから、今後とも高い市場性が見込まれる。資生堂では、さらなる市場プレゼンスの向上をめざし、直接投資の検討を重ねてきたという。

2013年12月末日までは現在の代理店であるクリエーションが継続して行い、2014年1月1日以降は、新会社「資生堂ミドルイースト」が担う。

当初はグローバルブランド「SHISEIDO」の一層の浸透に努めビジネス基盤を強化、将来的には「SHISEIDO」以外のブランドの取り扱いも検討していくとしている。