UBICは10月25日、同社開発のeディスカバリ証拠開示・支援システム「Lit i View(リット・アイ・ビュー)」において、Email相関図自動作成機能「Central Linkage(セントラルリンケージ)」を開発したと発表した。

「Central Linkage」の操作画面

同機能により、eディスカバリ支援作業及びフォレンジック調査において大きな課題である「大量のEmailの分析・解析」に関して、独自手法の提供を開始し、これにより訴訟戦略、調査を有利、迅速、正確に導くことを可能にする。

新たな機能は、媒介度を示す指標である"Betweenness Centrality"を使用した独自開発のアルゴリズムによる中心性媒介度数値と、同社が独自開発した人工知能応用技術「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディング)」との連動により、相関図内における関連性調査、重要人物の抽出を容易に行うことを可能にする。

これは、スコア付けをしたメールの内、指定した点数以上のメールのみで相関図を作成することにより、誰が高スコアメールを最も多く所持しているのか、高スコアメールを所持している者同士が直接の関係を持っていないか、等の観点から調査が可能。これによりカストディアン(対象者)漏れの防止、重要メールの調査漏れの防止等が可能となる。

その他、機能によるメリットは「メールやり取りの有無、送受信件数を視覚的に把握」「対象人物間の送受信件数を時系列で表示可能」「重要人物の特定」。