オートデスクは10月25日、インディー系・モバイル端末ゲームの開発者向けの低価格の3D作成ツール「Autodesk Maya LT 2014(Maya LT 2014)」の拡張パック「Extension 1」およびAutodesk FBXのiOS向けのソフトウェア開発キット(SDK)を同日より提供開始すると発表した。

Extension 1は、Maya LT 2014の保守サービス「Subscription」の契約者またはレンタルプランの利用者には無料で提供され、iOS向けの開発キットはすべての利用者に無料で提供される。

Extension 1は、Autodesk Maya LT 2014で利用できるポリゴン数を従来より増やせるほか、「Send to Unity」のワークフローにより、作成中の3Dアセットを保存するとき、ポリゴン数に制限なくプロジェクトフォルダへ書き出し可能となるといった特徴がある。

Send to Unityのワークフロー

また、操作性を重視した新しいライブラリを導入し、ポリゴンジオメトリに対して、信頼性の高いブーリアン演算を実現したほか、Fジオメトリ法線(従法線)を正確に書き出すための機能を改善し、アセットをエンジン内でレンダリングした際のサーフェス・シェーディングを均一化したという。

ブーリアン演算

一方のiOS向けのSDKは、導入することでFBXの読み込み、書き込み、変換の機能をiOSアプリケーションにも組み込こるようになる。