オートデスクは25日、インディー系やモバイル端末ゲーム開発向けのモデリング / アニメーションソフトウェア「Autodesk Maya LT 2014」(以下、Maya LT)の拡張機能「Extension 1」の提供を開始した。同機能拡張は、保守サービス「Subscription」契約者またはレンタルプランの利用ユーザーに無償で提供され、該当者に入手方法が告知される。
Extension 1は、Unity 3Dをはじめとする業界標準ゲームエンジンへのアセット書き出しが簡単になり、3Dモデリングの機能強化も実現するというMaya LT用の機能拡張。同機能拡張をインストールすると、3Dアセットをポリゴン数の制限なくUnityプロジェクトのアセットフォルダへ直接書き出し可能になるほか、高解像度モデルやシーンを対象ゲームエンジンに書き出せるポリゴン数が、これまでの2万5,000ポリゴンから最大6万5,000ポリゴンにまで拡大する。
さらに、ポリゴンジオメトリに対する高速で信頼性の高いブーリアン演算の実現、ジオメトリ法線(従法線)を正確に書き出すための機能改善、アセットをエンジン内でレンダリングした際のサーフェスのシェーディング均一化などの機能も搭載されるとのこと。
また同日、FBXの読み込み / 書き込み / 変換機能をiOSアプリにも組み込み可能となる「Autodesk FBX」のiOS向けソフトウェア開発キット「Autodesk FBX SDK for iOS」の提供も開始された。同開発キットは制限なく無償で利用でき、同社Webサイトからダウンロードが行える。