エムオーテックスは10月25日、ネットワークセキュリティツール「LanScope Cat7」の最新バージョンであるVer7.1.0.0を発売した。企業IT環境やワークスタイルの変革に伴って多様化する業務スタイルに対応すべく、最新バージョンでは新たな環境に対応し、あらゆる環境での統合管理を実現したという。
セキュリティ向上へのニーズや在宅勤務の採用に伴い、シンクライアントの導入が進んでいる。外出先や自宅など場所を問わず、またWindows端末やMac端末、スマートフォン、タブレットなどデバイスを問わず仕事ができるようになった反面、実際に仕事をしているのかどうか不透明になったという課題を抱える企業も出てきている。業務内容の把握については、LanScope Catで収集できる操作ログを活用することで業務を可視化できるため、不正操作を抑止するだけでなく、業務改善にもつながる。
またデバイスが多様化したことで、それらをどのように管理すべきかという課題も生じている。新バージョンでは、スマートデバイス管理ツールの「LanScope An」で収集したスマートデバイスの資産情報をLanScope Catに連携させることで、PC・スマートフォン・タブレットなどさまざまなデバイスの一元管理が可能となり、正確な資産管理と管理工数の削減を実現できるとのことだ。
LanScope Cat7 Ver7.1.0.0では、シトリックスのCitrix XenAppやマイクロソフトのリモートデスクトップサービスに対応した。従来のバーチャルデスクトップインフラストラクチャー(VDI方式)対応に加え、新たにサーバベースコンピューティング方式(SBC方式)を導入したことにより、シンクライアント環境でも操作ログの取得・Webアクセスログの取得・ID/PWの利用状況の把握が可能となる。
またLanScope Anによるスマートデバイス連携したAndroid/iOS端末の管理に加え、MacOSクライアントにも対応し、資産情報取得・操作ログ取得・Webアクセスログの取得・デバイス禁止などの一元管理が可能となった。