ビデオリサーチは10月24日、Webブラウザのポップアップウインドウを用いたアンケート調査における従来の問題点を解消する新しいランダムポップアップ調査を開発し、特許を取得したことを発表した。
ランダムポップアップ調査は、対象となるWebサイトにアンケートタグを実装し、訪問ユーザーの中から任意の抽出率で"ランダムサンプリング"を行い、アンケートを実施する手法。
ポップアップウインドウを活用したアンケート手法は、ポップアップブロックの普及や閲覧環境の多様化などへの対応が課題になっていた。
このほど同社が開発した新しいランダムポップアップ調査は、Webサイトにアクセスしてからアンケートを表示させるまでの時間を自由に設定できる。そのため、コンテンツの閲覧が終了したタイミングでアンケートを表示させるといったことが可能になった。
ユーザーのWeb接続状況を自動で判断し、十分な接続速度が得られない場合にはアンケートを表示させない機能もあり、回線状況の悪いユーザーに対して不要なストレスを与えないようになっている。また、Webサイトの閲覧頻度を回答者抽出の条件として設定することもできる。
このほか、ポップアップブロックを回避してアンケートを表示させる機能や、すでにアンケートに回答したことがあるユーザーや以前に回答を拒否したユーザーには、アンケート画面を表示させない機能も備えている。