東芝ソリューションは10月24日、統合調達ソリューションの新バージョンである「ProcureMeister V2.2」を発売した。従来の電子見積機能の業務画面を大幅に刷新して操作性を向上し、サプライヤ管理機能や取引先への調査を行う機能が追加された。
多くの製造メーカーでは、グローバル市場で勝ち抜くために、調達戦略の見直しとそれを実現するIT化の必要性に迫られている。ProcureMeisterは、東芝の調達イノベーションの主要戦略に対応した調達IT武装強化のソリューションとして開発された。
新しいProcureMeister V2.2は、見積情報の精査・分析により調達コストダウンに寄与する見積内訳機能を持つ「電子見積」と「取引先調査機能」、取引先の企業情報を一元管理する「サプライヤ管理機能」から構成されている。電気・電子・自動車などの製造業だけではなく、消費財・間接材を扱う企業にも適したソリューションである。
発表では、見積業務の電子化・高度化による調達コスト削減や調達リードタイムの短縮、取引先情報の効率的な収集・管理によるパートナー戦略の立案、調達リスクの最小化を実行する"調達イノベーション"を図ることができるとしている。
その他の特長として、ユーザーのグローバル戦略のため、マルチ言語・マルチ通貨対応のみでなく、グローバル市場からの調達にも対応した。また、東芝グループの経験に基づいた調達革新コンサルテーションからシステム構築、運用支援、ヘルプデスクなど、一貫したサポートを提供するという。導入形態としては、運用負担を削減できるSaaS型のほか、既存システムと密接に連携可能なオンプレミス型も選択できる。