協同宣伝は10月22日、「今どきの話し言葉」をテーマにした意識実態に関する自主調査を実施、その調査結果を発表した。

調査対象は、首都圏1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)に現在居住している、20代~50代の男女1000人。調査期間は8月2日~7日で、同社の登録パネルを活用したWEB調査方式で行われた。

今どきの話し言葉として嫌いな言葉ランキングのトップ10を見てみると、トップ10に入った言葉は全年代で共通の傾向がみられた。

嫌いな言葉ランキング

年代別の嫌いな言葉

1位は「…でよろしかったでしょうか?」、2位は「なくないですか?」、3位は「違くて(ちがくて)」となっている。「…でよろしかったでしょうか?」は3世代で嫌いな言葉トップとなっている。

年代間での違いが目立つものとしては、「違くて」や「っていうか」が高年齢層に嫌われている一方、若年齢層は「…になります」が嫌われている傾向がみられた。

また、「ビジネス場面で話し相手が使ったとき、その人への信頼度が低くなるランキング」についても、全年代で共通の傾向がみられている。言葉別でみると、「…っていうか」が全年代でトップ、全体で2位となったのは「ヤバい(非常に魅力的の意)」という結果となった。

信頼度が低下する言葉ランキング

年代別の結果

同社では、これらの結果から、「話し言葉におけるビジネス場面での信頼感は、単なる「好き」「嫌い」とは基本的に異なる文脈で捉えられていることがわかった。特に「っていうか」「ヤバい」などでは、全年齢層に対して信頼感を大きく下げてしまう危険度が高いといえそうだ」としている。