MMD研究所は10月23日、「インターネットトラブルに関する実態調査」の結果を発表した。同調査では、「インターネットの利用頻度」「閲覧サイト」「トラブル経験」など全10項目の回答を得た。
調査は、スマートフォンやPCからインターネットを利用している10代~50代の1118人を対象に、9月24~26日の期間で実施した。
はじめに、「インターネットを安全に使いこなしていると思うか」との設問では、「使いこなしていると思う」が36.3%、「やや使いこなしていると思う」が49.9%と、計86.2%の利用者がインターネットを安全に使いこなしていると考えている。
一方で、インターネット利用におけるトラブルや困った経験について尋ねたところ「トラブルや困った経験がある」と答えた人は37.9%にのぼった。
トラブルや困った経験の内容については「IDやパスワード忘れ(37.7%)」と「迷惑メールが大量に送られてきた(35.1%)」が30%を超えた。次いで、「時間を浪費した(18.4%)」「コンピューターウイルスに感染した(13.9%)」「誹謗中傷を受けた(12.7%)」と続いている。
次に、インターネット利用におけるトラブルや困った経験をしたと回答した424人に、「トラブルや困った経験をしたサイトのジャンル」について質問したところ、「SNS サイト(22.6%)」が最多となり、「ポータルサイト(19.8%)」「動画サイト(19.1%)」が上位にあがった。
ほかに、インターネット利用における「炎上」という事象の認知度と、「炎上」を初めて知ったメディアについて聞いたところ、何らかの形で「炎上」というキーワードを知っていると回答した人は95.6%と、広く認知されていることがわかった。
また、「炎上」というキーワードを初めて知ったメディアは「インターネット」が55.0%と半数を超え、「TV」が34.1%で続いている。