キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、米Kaseyaのクライアント向けITサービス提供プラットフォーム「Kaseya日本語版SaaS」を12月2日より国内において提供を開始すると発表した。

「Kaseya」は、クライアント向けのITサービス構築や運用を目的としたプラットフォームで、資産管理、PCの遠隔操作/サポート、モニタリング、パッチマネジメント、デスクトップポリシーマネジメント、ネットワークマネジメント、モバイルデバイスマネジメント、ソフトウエア自動インストール、バックアップ/復元、アンチウィルス/アンチマルウエアなどの機能を提供する。

「Kaseya」の特徴

キヤノンMJは、2012年より「Kaseya」(オンプレミス型)の販売を展開してきたが、これに加え12月2日よりクライアント向けITサービス提供プラットフォーム「Kaseya日本語版Saas」の販売を開始する。

同社では「Kaseya」のほか、「Windows7移行サービス」や「プリンタドライバ展開サービス」などの導入サービスや、セキュリティ、データバックアップ、モバイル・デバイス・マネージメント、Windows8タブレット向けなどの運用サービスも順次提供していくという。

また、同社では今後Kaseyaエコシステムを構築し、各社が提供しているソリューションとKaseyaを連携させていく取り組みも推進していくという。

Kaseyaエコシステム

Kaseya日本語版SaaSの価格は、100-500ライセンスの場合が月500円/ライセンス(年5,400円)、501-1,000ライセンスの場合が月375円/ライセンス(年4,050円)、1,001-5,000ライセンスの場合が月250円/ライセンス(年2,700円)(別途初期費用で1契約あたり2万4,000円が必要)。

なお、同社では、Kaseyaを利用するメリット/将来的な拡張性/SaaSサービス/Kaseyaとセキュリティソリューション連携などを紹介する「MSP事業者・IT管理担当者向けPC運用管理サービス ご紹介セミナー」を、11月20日に同社本社で開催する予定。