ビートコミュニケーションは2013年10月21日、2004年9月に国内で最初に立ち上がったソーシャルメディアに関する情報を発信する「ソーシャルネットワーキング.jp」を原田和英氏から譲受し、運営を開始した。
ソーシャルネットワーキング.jpは、ソーシャルの第一人者である原田和英氏が立ち上げたソーシャルメディアに関する情報を扱う専門ニュースサイト。ビートコミュニケーション代表の村井亮氏は、「ソーシャルネットワーキング.jpは、世界中に散らばった最新のソーシャル情報を紹介してきた。今後はこのメディアを通じて、エンタープライズソーシャルやソーシャルメディアが今後どのような方向に向かっていくのかのビジョンを共有していきたい。また、ソーシャルテクノロジーのおける独自のニュースを配信していくことで、ビジネスソーシャルの世界を一人でも多くの方に知ってもらいたい」と話す。
ソーシャルネットワーキング.jpの記事投稿は、ナレッジマネジメントの第一人者でソーシャル関連の書籍を数多く出版されている、日本ナレッジマネジメント学会 専務理事の山崎秀夫氏をメインライターとして招いた。山崎氏は、ネットコミュニティ論、ソーシャルネットワーキング研究などが専門であり、著書に「ソーシャル・ネットワーク・マーケティング 21世紀型」などがある。
山崎氏は、エンタープライズソーシャルについて「スマートフォンやタブレットの生活者への普及に伴うライフスタイルやワークスタイルの変化が、エンタープライズソーシャルに対して大きな影響を与えてくると考えている。今後は消費財機器だけでなく、医療機械、産業機械、航空機など生産財機器がネットに繋がるモノのインターネット時代が来るなかで、第三次産業革命と呼ばれている創造の経済を切り開く新しいソーシャルメディアの形が求められるだろう」と語っている。
また山崎氏は近い将来、企業の中でも、一人一台のパソコンを持つのではなく複数のスマートデバイスを持つ時代がやってくるとも予測している。それらを踏まえた上で、ソーシャルネットワーキング.jpでは、ソーシャルに関する最先端の情報を配信していきたいとしている。なおFacebookにおいても、10月21日よりサイトと連携した公式ページが開始されている。