インターコムは10月18日、企業の情報漏洩対策やIT資産管理を総合的に支援するクライアントPC運用管理ソフト「MaLion 4」の新バージョンを2014年2月より発売すると発表した。23日~25日に千葉県・幕張メッセで行われる「情報セキュリティEXPO」で先行展示を行う。

MaLionは、WebアクセスやUSBメモリの接続など、各種PC操作の監視機能をすべて搭載したオールインワンの情報漏洩対策・IT資産管理ツール。WindowsだけではなくMacにも対応しており、企業全てのクライアント端末を一元管理することができる。

MaLion 4の管理画面

インターコムでは、「XP端末でしか社内システムを稼働できない」あるいは「XP端末のリース契約がまだ残っている」といった理由から、新しいWindows OSへの移行を見送る企業にとって、2014年4月9日以降も使い続けるXP搭載PCのセキュリティ管理は重要だとしている。

そのためMaLion 4では、Windows XP端末を使い続けるケースに適したセキュリティポリシーテンプレートを利用して、ハイリスクなXP搭載PCの操作を自動で制御できるなど、Windows PCのセキュリティ管理に有効な機能を搭載した。

ソフトウェア資産管理(SAM)支援機能についても強化を図り、ネットワークにつながっていないオフライン端末のハードウェア情報やソフトウェア情報を、USBメモリを接続することで収集。MaLion上で一元管理できるようにした。

ほかに、MaLionの特徴ともいえるMac対応機能をさらに強化し、リモートコントロールやSSLで暗号化されたWebアクセスの制御などの対応を果たしている。

また、動作環境に最新OSのWindows 8.1やWindows Server 2012 R2、Mac OS 10.9 Mavericksを追加。仮想化環境のCitrix XenDesktop 7にも対応した。