米Googleは10月21日、DDoS攻撃を軽減するためのイニシアティブ「Project Shield」を発表した。非営利団体や小規模グループがDDoS攻撃対策を講じることができるという。
Project ShieldはGoogleが開発したDDos攻撃軽減技術と「Page Speed Service」を組み合わせたサービス。Page Speed ServiceはWebサイト最適化により、サイト表示を高速化するもの。Project Shieldにより、Googleのインフラを利用するWebサイトは攻撃から防御できる。
DDoS攻撃からの保護を補償するものではないが、Googleは大規模な攻撃から保護するために自社のインフラを設計しており、Project ShieldではサードパーティのWebサイトに対しても同等の保護レベル提供を目指すとしている。
プロジェクトはGoogle Ideasの一部として展開する。Googleでは、DDoS攻撃は簡単に仕掛けることができ、小規模なサイトは防御するためのインフラが備わっていないと状況を説明している。
現在、プロジェクトのWebサイトでテストに参加する"Trusted Tester"を募集中。対象はニュースを提供するメディア、人権団体や政治や選挙関連のコンテンツを提供する団体としている。