シーメンスPLMソフトウェアは、同社のデジタル・マニュファクチャリング・ソリューション「Tecnomatix」に、新たに生産設備を可視化するアプリケーション「IntoSite」をリリースすると発表した。

IntoSiteは、工場などの製造設備の様子をクラウド上のGIS(Geographic Information System)情報から取得し、コンテキストメニューとして表示するクラウドベースのアプリケーション。利用者はこれによりWebブラウザ経由で設備のさまざまな情報にアクセスできるようになり、実際に工場に行くことなくプランニングや問題解決、実務内容などの情報共有が可能になるという。

また、地図情報を基にしたタグを作成することで、後からでもタグを選択して素早く目的の情報を呼び出せ、利用者はTecnomatixのアクセスルールが適用されたデータを見ることができる。

さらに、工場内や工場間での情報共有ツールとしても役立ち、研究やレポートなどPLM情報を簡単に共有できるほか、GIS機能を使用して工場内のさまざまな人が書き込んだコメントを共有できるという。