中小企業庁は10月17日、中小企業・小規模事業者の未来をサポートするサイト「ミラサポ」を本格版として開始した。7月より、"お試し版"として開設・運用していたもので、開設から約2か月半でアクセス数約20万件、ユーザー登録数約1.6万件を達成し、ユーザーから寄せられた意見などを踏まえて本格的な運用に移ったという。
ミラサポの主な機能は次の3つだ。
- 施策情報提供:国や公的機関の施策情報をわかりやすく提供する
- コミュニティ機能:中小企業・小規模事業者等のユーザーが先輩経営者や専門家と情報交換できる場(コミュニティ)を提供する。ユーザーが自らの課題に応じて、新たなコミュニティのグループを作ることもできる。10月15日現在で、195のグループが開設されている
- 専門家相談:分野ごとの専門家データベースが整備されており、ユーザーが自らの課題に応じた専門家を選択し、オンライン上で派遣を依頼できる
また新たな"本格版"のポイントとして、次のようなものがあげられている。
- サイトの構造やレイアウトの改良:ユーザーの利便性の向上の観点から、トップ画面でサイト全体の主要コンテンツを一覧できるようにし、補助金などの施策やミラサポを有効活用したビジネスなどの実例を紹介するエリアを設置するといった、サイトの構造やレイアウトを改良した
- アワードの実施:コミュニティ機能の活用を促進するため、「グッド・ビジネス・アワード」を実施する。ミラサポのサイト上でビジネス・アイディアを募集し、優れたものに対しては、コミュニティ機能を活用してビジネスパートナーとのマッチングなどの機会を提供する。さらに、新たなビジネス創出につながる特に優れた取り組みについては、表彰などを通じて幅広い周知広報を支援する
- 機能拡充やコンテンツの充実:創業補助金の申請に当たり、ミラサポからの電子エントリーを受け付けるなど、ユーザーが使いやすい機能の拡充や施策情報等のコンテンツの充実を図っていく