NTTドコモは、スマートフォン向けサービス開発者に向けたAPI提供サイト「docomo Developer support」を、2013年11月11日に開設すると発表した。
docomo Developer supportでは、ドコモのスマートフォン向け音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」で利用されている「音声認識」「知識Q&A」のAPIに加え、同社が新たに開発した「雑談対話」のAPIが提供される。
●提供API
- 音声認識…電話機に向かって発声された声を認識し、内容をテキスト化するAPI
- 文字認識…画像に書かれている単語とその位置を認識するAPI
- 雑談対話…会話文のテキストをもとに、雑談エージェントによる自然でバリエーション豊かな応答をテキストで返すことができるAPI
- 知識Q&A…質問文のテキストをもとに、質問の意図を解釈し、データベースやWebサイトを検索して用意された回答をテキストで返すことができるAPI
- 環境センサー…同社の環境センサーネットワークで観測した環境情報(気温・降水量)の実況値を取得できるAPI
APIの利用は無料で、開発者アカウントを登録して利用申請を行うと、APIを利用するためのキーが発行される。
またdocomo Developer supportでは、SDKなどの開発支援ツールの提供も行うほか、技術的な問い合わせ窓口を設け、開発者を幅広く支援するとしている。