日立アプライアンスは10月17日、住宅用太陽光発電システム用のパワーコンディショナの新製品2種類を発売すると発表した。価格は、定格出力5.5kW品の「HSS-P55BH」は40万9500円で11月20日から発売、定格出力4.0kW品の「HSS-P40BH」は29万4000円で12月20日から発売する。
同社の従来のパワーコンディショナは、太陽光発電システムの設置前に実施する電力会社との協議の際に、近隣区域で太陽光発電システムが多数設置され、かつ、多数台連系となる場合には、事前試験を求められる場合があった。今回の新製品は、多数台連系対応の単独運転防止機能を採用することで、多数台連係の場合でも事前試験が不要になるという。
また、パワーコンディショナを構成する電気部品や回路パターンの低損失化など、独自のインバータ技術の採用で電力変換効率が96%まで向上。
なお、日ざしの変化を見はり、電力ピーク点の変動を適切なタイミングで探索する日立独自のHI-MPPT制御機能も搭載している。