アドビシステムズはこのほど、「Adobe Analytics」の機能強化を実施することを発表した。これらの新しい機能は、年内に利用可能になる予定。
Adobe Analyticsは、同社のデジタルマーケティングソリューション「Adobe Marketing Cloud」を構成するソリューションのひとつで、Webサイトのアクセス解析やデータ分析、レポート作成などをサポートする。
このほどAdobe Analyticsに異常検知機能が新たに搭載され、より高精度な予測分析が行えるようになった。異常検知機能は、Adobe Marketing Cloudのインタフェースだけでなく、Adobe Analytics iOSアプリケーションからも利用可能で、カスタムマーケティングダッシュボードに組み込むこともできる。
またレポート機能が強化され、これにより、マーケター / 編集者 / ビジネスユーザーが、コンテンツ消費やキャンペーンの効果、Webサイト上のコンバージョンに関するリアルタイムレポートを見ることができるようになる。リアルタイムレポートはデータの可視化機能も備えており、大画面TVや大型モニタでの表示にも対応する。
このほか、Adobe Analyticsのモバイルアプリケーションが収集したすべてのデータを分析できるモバイルアナリティクス機能、消費者のアプリケーション利用時間やアプリケーション内での消費者の行動などを知ることができるアプリ内コンバージョン分析機能が新たに搭載され、動画分析機能なども強化される。