シャープは10月17日、第8世代ガラス基板(G8基板)を採用している同社の亀山第2工場にて、スマートフォン向けIGZO液晶パネルを2013年中に生産開始することを発表した。

同工場は2006年8月より、G8基板を用いて大型テレビ向け液晶パネルの生産を行ってきており、2012年3月からはIGZOディスプレイ技術を採用したタブレット/ノートPC向け中小型液晶パネルや高精細モニタの生産へとシフトしていた。

今回のスマートフォン向けIGZO液晶パネルのG8基板での生産に際し、同社では、TFTの微細化と光の透過率を向上できるIGZOディスプレイ技術と生産プロセスの最適化を組み合わせることで、高効率な高精細パネルの生産が実現可能になると説明している。

なお同社では、今後もスマートフォン向けパネルの需要拡大に対応を図っていくほか、タブレットやノートPC、4Kディスプレイなどアプリケーションの拡大も図っていく計画としている。