Squareがメールで送金できる「Square Cash」の一般提供を開始

モバイル決済サービスの米Squareは10月16日、ユーザー間で送金できるサービス「Square Cash」の一般提供を開始した。現時点では米国のみの提供となり、利用は無料。

Square Cashは、一般ユーザーが電子メールアドレスを利用して相手に送金したり送金を受け取ることができるサービス。

宛先に送金したい相手のメールアドレスを入力し、CCに「cash@square.com」を入れる。件名に送金したい金額を入力して送信する。メール送信後、デビットカード情報と米国の郵便番号の入力を求められるメールがSquareより届き、カード番号を入力するとプロセスが開始する。相手側は自分のデビットカードを入力すると、金額を受け取ることができるという仕組みだ。送金は1~2日で完了するという。

Squareへの登録は不要、サービスも無料で利用できる。利用できるメールサービスは、Gmail、Yahoo、Mac Mail、Android Mail、Outlookなど。メールのほか、AndroidとiOS向けのアプリも用意している。

電子メールを利用した送金サービスは、米GoogleがGmailとGoogle Walletで提供(米国のみ)しており、同社のライバルPayPalも送金サービスVenmoを買収している。Squareは2013年5月、Square Cashを招待ユーザーのみの限定サービスとしてローンチしていた。