ユビキタスは10月15日、今後クラウドとの連携が加速することが予想される車載情報機器(IVI)分野での市場拡大を見込み、Linux/Android高速起動ソリューションQuickBootのSoCへの対応を強化していくと発表した。
その第1弾として、2013年11月より、ルネサス エレクトロニクスの「R-Car H2/M2」、米Freescale Semiconductorの「i.MX6x」および米Texas Instruments(TI)の「OMAP5」に対応したQuickBoot SDK(ソフトウェア開発キット)の販売を順次開始する。また今後、リリースが予定されているルネサスの「R-Car E2」や米TIの「DRA74x(コードネーム:Jacinto6)」などにも順次対応していく予定。
なおQuickBootは、2013年2月より発売されているJVCケンウッドのAVナビゲーションシステム「彩速ナビ」2013年モデルや、2013年11月上旬より発売予定の富士通テンのカーナビゲーションシステム「ECLIPSE AVN」 2013年秋モデルに採用されるなど、車載システムの高速ソリューションとして導入実績を重ねており、その有用性が実証されている。今後、ますます拡大が期待される当該マーケット向け高速起動ソリューションとしてさらに積極的な展開を図っていくとコメントしている。