モバイル広告ネットワークの米Chitikaは10月15日、北米のiPhone Webトラフィックの最新動向を発表した。9月20日に登場した「iPhone 5s」「iPhone 5c」の発売から2週間、iPhone 5系が占める比率は4ポイント増加したという。
Chitikaでは、「Chitika Insights」として自社ネットワークの広告インプレッションに基づき端末の利用率を測定している。最新の調査では、9月13日から10月3日まで3週間、米国とカナダ地区でのiPhoneからのトラフィックにおけるiPhone 5系端末(iPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5c)の比率を調べた。
発売前の9月13日時点ではiPhone 5系のトラフィックは36.5%を占めていたが、5sと5c発売後の9月25日頃から上向きはじめ、10月3日には40.6%となった。3週間で4ポイント増加したことになる。
Chitikaでは利用動向のデータから、新たに登場した2機種がiPhoneエコシステムに大きな影響を与えはじめているとまとめている。また、2機種とも発売から1カ月に満たないことから、iPhone 5系のシェアがiPhone全体の50%に達するのも「そう遠い将来ではないだろう」と予想している。
もし数カ月で50%に達した場合、アプリ開発者に影響を与えるだけでなく、Appleは自社端末ユーザーの過半数が発売から1年半未満のデバイスを利用していることになり、「これは驚くべき業績だ」と記している。