クロス・マーケティングは10月15日、本の感想や評価やコメントをネット上で共有する「ソーシャルリーディング」や電子書籍といった新しい読書方法に関する調査結果を発表した。

この調査は新しい読書方法の利用状況や、ビジネスパーソンの今後の読書意向を探る目的で2013年9月18日~9月20日に実施されたもの。首都圏と関西圏で20~65歳のフルタイム勤務の人を調査対象とし、1200の有効回答を得ている。

発表によると、電子書籍を現在利用している人は全体の14.9%。電子書籍の存在を知らない人は約1%と非常に少ないが、61.0%は「名前は知っているが利用しようとは思わない」と答えている。

あなたは本を読む際に電子書籍を利用しますか(発表資料より)

ソーシャルリーディングに関しては、利用している人は5.6%で、認知率も12.5%と低い。電子書籍を利用している人はソーシャルリーディングの利用・認知率が高い傾向にある。

「ソーシャルリーディング」というサービスをご存知ですか(発表資料より)

また、1年前と現在の読書量を尋ねた質問では、19.9%の人が、1年前と比べて読む冊数が増えたと回答している。ソーシャルリーディングを利用している人はこの割合が高く、43.3%の人が、1年前より冊数が増えたと答えている。

1年前と比べて本を読む冊数は増えましたか、減りましたか(発表資料より)