トヨタ自動車は10月11日、自動運転技術を利用した、高速道路(含 自動車専用道路)における次世代の高度運転支援システム「オートメイテッド ハイウェイ ドライビング アシスト(AHDA)」を開発したことを発表した。
同システムは、ミリ波レーダーを用いて先行車両と無線通信しながら追従走行するほか、車車間通信(700MHz帯を使用)も併用することで、精密に車間距離を制御することが可能な「通信利用レーダークルーズコントロール」と、全車速域で道路の白線などをセンサで検出し、あらかじめ算出された最適なラインを走行するよう操舵を支援する「レーントレースコントロール(Lane Trace Control)」との連携により、安全運転の支援や運転負荷の軽減を行おうというもの。
同社では、運転の主役であるドライバーの意思を尊重し、クルマを操る楽しみを損なうことなく、安全・安心な移動手段を提供することを目指し、同システムの早期実用化を目指すとしており、2010年代半ばを商品化目標として開発を進めていく計画としている。