NTTレゾナントは、クラウド経由でスマートフォン端末をレンタルして検証作業を行えるサービス「Developers AppKitBox - Remote TestKit」において、米国市場向けに営業体制を強化することを発表した。
同社は米国市場向けの営業体制強化とあわせて、現地のデータセンターに環境を構築し、おもに米国ユーザーを対象とした本格的なサービス提供を開始するとしている。
「Developers AppKitBox - Remote TestKit」は、2013年7月3日に英語版サービスサイトを開設してドル課金対応を行って以来、アメリカからのアクセスが大幅に増加。米国ユーザー向けの本格的なサービス提供はこの結果を踏まえたもので、これまでも海外から日本のデータセンターにアクセスしてサービスを利用することは可能だったが、今後は米国をはじめとする海外からサービス利用において、画面転送速度が向上し、テストの効率が高まるという。
なお、アメリカでの本格的なサービス開始にあたって、「Samsung Galaxy Note II」「Samsung Galaxy S III」「HTC One SV」「Sony Ericsson Xperia Neo V」など、米国製スマートフォン端末16種がサービスのラインナップに追加されている。
このほか同社は、米国のデータセンターを活用し、企業向けの新たなソリューションパッケージ「Developers AppKitBox - Remote TestKit Enterprise」の提供をはじめるとしている。「Developers AppKitBox - Remote TestKit Enterprise」は、企業占有の端末実機検証設備をクラウドにより構築するパッケージで、3G/4G回線の利用や端末の設定変更など、ニーズにあわせたカスタマイズができるため、より柔軟に検証作業を行うことができるという。