富士通マーケティング(以下、FJM)は、中堅市場向けのクラウドサービス「AZCLOUD(アズクラウド)」のラインナップを拡充し、SaaS型のクラウドファイルサーバサービス「AZCLOUDファイルサーバ」の提供を9月より開始していると発表した。

クラウドファイルサーバサービス「AZCLOUDファイルサーバ」システムイメージ

「AZCLOUDファイルサーバ」は、クラウドストレージにインターネット経由でアクセスすることで、簡単にファイルサーバを利用、WebDAV準拠のため、OS標準の機能である「Windowsエクスプローラ」や「Mac Finder」でクラウドストレージが利用でき、さらに、WebDAV準拠のアプリの利用でスマートデバイスからの利用も可能。

システム部門や専任の運用管理者が不在の顧客でも短期で簡単に導入でき、大規模なシステム投資ができない中堅中小企業や企業の部門などの顧客が手軽に必要なディスク容量だけ利用できる。場所や端末に依存せず、大容量のデータを迅速にやりとりできることから、特に写真や資料などを顧客に提示する接客業や営業の現場などで活用でき、多様なワークスタイルに柔軟に対応する。

また、高速化技術により、大容量のデータのやりとりも迅速に行え、個人フォルダ、グループフォルダに対して容量制限(クォータ)が設定可能。

さらに、インターネット通信をSSL通信により暗号化。ストレージに保存されるデータも高度な暗号化技術で厳重に保護され、富士通グループのデータセンターでの運用により、信頼性を実現。万が一の災害に備えて遠隔地のデータセンターへバックアップ。データセンター障害時にもデータ復旧が可能(遠隔地バックアップオプション)。24時365日のサポート窓口を提供。クラウド環境の構築から運用まで、FJMがサポートする。

価格(税別)は、月額4万9800円から、初期費用19万8000円。遠隔地バックアップタイプは月額6万4800円から(遠隔地バックアップオプション込み)。