アイティフォーは10月11日、高度なコンタクトセンター機能をクラウドで利用できる「アスペクト・コンタクトセンタークラウド」の販売を開始すると発表した。これにより、コンタクトセンターに必要なすべての機能を低価格で利用できる。
同製品は、システムをクラウドで利用できるため、コンタクトセンターを地理的に一個所へ統合しなくても全国に分散するエージェントをネット経由で集中管理可能。各エージェントはネットに接続されたPCを用いてコンタクトセンター業務を遂行。PCのソフトフォン、スマートフォン、タブレット端末などでも通話対応できるため、在宅エージェントやリモートオフィス、サテライトオフィスでの業務も容易となる。
また、インバウンドでは設定されたルールに従って電話を振分けるACD(着呼の自動配信機能)、音声応答により発信者に操作を促すIVR(自動音声応答機能)、ACDやIVRのワークフロー設定ツール、各種統計レポート作成機能、電話とコンピュータを接続する機能などを搭載、アウトバウンドでは自動的に電話をかけてつながった電話だけを手のあいたオペレーターへつなぐプレディクティブダイヤラー、このほかにもスーパーバイザライセンス、システム管理者用ライセンス、通話録音など業務に必要なすべての機能を、あとから追加費用が発生することなく利用できる。
さらに、オプション機能として、電話に加えメールからの問い合わせを統合管理するオムニチャネル、SNS(ツイッター、フェイスブック、RSSリーダー)に投稿された自社製品や自社サービスに関する悪評や要望を即座に検知してクレーム対応やマーケティングに活用できる「アスペクト・ソーシャル」を用意した。
利用料はインバウンド(電話の受信)が税込みで月額1席1万3千円から、アウトバウンド(電話の発信)が同1万6千円から、初期費用が別途200万円から。申し込み後1ヶ月以内に利用可能。
小規模から大規模まで初期投資を抑えて常に最新の機能を利用したい、全国に分散するエージェントをネット経由で集中管理したい、などの企業を対象に今後1年間で20社の受注を目標としている。