リコーは10月12日、全天球、360度撮影が可能な画像インプットデバイス「RICOH THETA」のタッチ&トライイベントを東京都・六本木で開催した。イベントでは来場者が自由にRICOH THETAの撮影を体験できたほか、画像閲覧にジェスチャー操作を取り入れたデモンストレーションも行われていた。
当初は、2カ所3台展示予定だったものの、充電取り替え用に用意していた予備機なども同時に貸し出し。THETA体験コーナーには行列が出来るなど、多くの来場者が手にとって撮影を行っていた。
また、開場では面白い構図で撮影ができるようにと、全方位をガラスで取り囲んだスペースを用意していた。事前にタッチ&トライが行われることを知っていた来場者の中には、THETAに取り付ける一脚を持ち込み、高い位置からの撮影を試みている人もいた。
ジェスチャー操作で楽しく画像を見られるデモンストレーション
会場では、エンジニアでプロデューサーの谷口 直嗣氏によるRICOH THETAの撮影画像をジェスチャー操作で見るデモンストレーションも行われていた。デモの様子は下の動画を確認してほしい。
ジェスチャー操作は、赤外線で指の位置や手のひらの角度を検知することによって、画像を自由自在に動かすことができる。角度を変えるだけではなく、人差し指だけで上下に手を動かすと拡大縮小できる機能も搭載しており、非常に完成度の高い動作を見せていた。
谷口氏は「タッチパネルの操作だけではなく、ジェスチャー操作など、次のインタフェースを色々と考えていかなくてはならないと思っている。THETAは、ジェスチャー操作との親和性が高いし、面白い」と語り、THETAのような新感覚デバイスの登場と共に、新たなインタフェースの開発が進む期待感を示した。
RICOH THETA取材レポート