パルコミュージアムは、写真に刺繍を施すという独特な手法で作品を手がけるアーティスト、清川あさみの個展「男糸 danshi」を開催する。開催期間は11月15日~12月9日まで、開場時間は10:00~17:00。入場無料。
同展では、アーティスト、アートディレクターとして幅広く活躍する清川あさみが、初めて男性を被写体とした作品「男糸 danshi」シリーズを展示する。同シリーズは雑誌「GLAMOROUS」で連載として展開されたもので、金子ノブアキ、綾野剛、松坂桃李ら30名(予定)をモノクロ写真におさめ、清川独特の刺繍と組み合わせることにより男の美学、生き様を表現している。
また、男糸シリーズについて清川は、「かっこいい男性は過去の経験や学び、そして愛、孤独、エネルギー…、そういったものが顔、身体、背中にオーラとして表れます。芯のある男性の背中は大きく見えます。そういったオーラをモノクロ写真と、無心で縫う刺繍の組み合わせで表現。男性の背負う『男の人生』のようなものを表現したいと思ったのが始めたきっかけです。女性よりもシンプルで拘りのあるイメージで表現するように心がけています」と語っている。
なお、2006年より発表している「美女採集」シリーズでは、清川が衣装、ディレクション、アートワークまでを手がけており、最も注目しているお気に入りの女優やアーティスト、ミュージシャンからアニメ、漫画の人気キャラクター(「エヴァンゲリヲン新劇場版」の綾波レイ、「ジョジョの奇妙な冒険」の空条徐倫など)まで、総勢200名以上を"採集"している。