これから就職活動に臨む体育会系の人は、自信を持って良さそうだ。体育会系は従業員やチームメンバーとして理想的な特徴を備えているという記事「自社を"体育会系"で固めるべき理由(原題:Why You Should Fill Your Company With "Athletes")」がForbesに掲載されている。当てはまる項目があれば、面接などの場で是非ともアピールしてほしい。
ここでいう体育会系とは、学生時代に運動系のクラブに所属したかどうかに限定されず、競技者の精神を持っている人だ。在庫管理ソフトベンダー「Fishbowl」のCEOを務めるDavid K. Williams氏は、記事の中で「私自身もボディビルディングや水泳などをこなすアウトドア派で、雇うなら体育会系」と決めていることを明かしている。
Williams氏が体育会系を好む理由は、次のような体育会系の特徴からという。
課されたタスクを厳密に、気を抜くことなく実践する
体育会系は粘り強く、諦めずにやり抜く人たちだ。倫理観が確立しており、緊急事態や苦しい状態などに対応する能力が身に付いている。
自己目標を達成する
自分が決めた日課をこなし、最終目標の試合に備えたり記録を達成しようとする。そのような思考は、ビジネスでとても重要だ。壁にぶち当たっても他の方法や、やり方を考え出すのが体育会系とWilliams氏は賞賛する。
心身のバランスをとることができる
体育会系は日常生活をする上で、健康やコンディションの大切さを知っているので無茶な生活をしない。ビジネスでもこのような自己管理能力は大切だ。
睡眠や食事のバランスをとり、健康状態を保つことで、ベストな業績を発揮できる。スポーツをやっている人は、他人に言われなくてもこのバランスをとるし、その重要性を理解しているのだ。
パートナーやチームとの協業が得意
チームで動かなければならないとき、体育会系は各メンバーの強さを理解し、それを活用したり補完することができる。特に団体競技の経験者であれば、「仲間と上手く付き合っていく方法を知らず知らずに獲得しているのではないか」と記事では指摘している。
自分のわがままを通すのではなく、チームやパートナーのニーズを適切に分析できるといったスキルが、体育会系には自然と備わっているという。
体育会系ではない読者にも朗報がある。Williams氏によると、「今、体育会系ではない人でも、これらの能力はトレーニングにより身に付く」のだという。スポーツが上手ではないという人も、これらの特性を意識してビジネスでの体育会系を目指してはいかがだろうか。