NTTコミュニケーションズは10月10日、映像コンテンツの作成と共有が簡単に行える企業向けのクラウドサービス「Bizビデオシェア」の提供を開始した。

近年、SNSなどで映像コンテンツを利用したコミュニケーションが活発化しているが、同社によると、映像コンテンツによるコミュニケーションは、企業活動においては十分に活用されていないという。その理由として、映像コンテンツの作成に専門的なスキルや機材が必要となることが挙げられている。

こういった課題を解決するべく、「Bizビデオシェア」では映像コンテンツを簡単に作成・編集するための機能と、セキュリティに配慮した共有機能をパッケージ化して提供する。PCとWEBカメラがあれば専用機材なしで撮影が行えるほか、過去に制作した動画を取り込んで利用したり、動画にPowerPointやPDFの資料ファイルを同期させたりすることも可能。

Bizビデオシェアの利用イメージ

また、企業内での研修に利用できるアンケートやeラーニング向けのテスト機能、セールスフォース・ドットコムのクラウド型企業内SNS「Salesforce Chatter」との連携機能も備えている。

同サービスの料金は最大同時視聴数に応じた月額固定料金制で、同時接続数が50までのスタンダードプランが初期費用3万1500円、月額利用料6万8250円などとなっており、同社では社長メッセージの映像配信や商品説明の動画マニュアルといった利用シーンを想定している。