日本IBMは10月10日、ビジネスの計画、分析、予測、およびレポートのための統合プラットフォームを提供するソフトウェアの最新版「IBM Cognos TM1 V10.2」を発表した。

「IBM Cognos TM1 V10.2」ユーザーごとのオンデマンド分析

最新版では、Excelから直接 Cognos TM1のデータにアクセスできるようになる。これにより、Cognos TM1で作成されたキューブ(多次元データモデル)をExcelで再利用してデータを確認しレビューすることはもちろん、Excel上で自由にCognos TM1のデータを使った表やグラフを作成することができる。

「IBM Cognos TM1 V10.2」Excelインタフェース

また、Apple iPadからCognos TM1のアプリケーションへのアクセスが可能になり、計画の作成、分析、およびレビューのワークフローへの参加ができるようになることで、オフィスの外でも迅速に事業に関するデータを活用したビジネスの判断を支援する。

加えて、サーバのCPUごとに分析リソースを稼働させることができるため、1つのサーバの中で並行して分析機能を活用することができ、システム資源の最適化と作業の効率化を実現する。