MetaMoJiは、タブレット端末向けのグループ・コミュニケーション・アプリ「Share Anytime」(iPad版)を9日にリリースした。
「Share Anytime」は、インターネットで繋がったモバイル端末上でドキュメントを共有し、最大100人規模が同時に書き込み・編集を行えるアプリ。同社が開発・提供する日本語手書き入力「mazec」を搭載した手書きノートアプリ「7notes」、およびデジタルノートアプリ「Note Anytime」などに続く、MetaMoJiのモバイル端末用アプリケーションとなるもので、会議・セミナー・授業・商談といったあらゆるシーンにおいて、リアルタイムでのグループ・コミュニケーションを実現できるのが特徴となっている。
本アプリにおけるコミュニケーションは、ドキュメントを共有した「会議」の形式で行われる。利用できるドキュメントは、前出の「Note Anytime」文書形式に加え、PDFやオフィス文書(Microsoft Word、Excel、PowerPoint)にも対応するとのこと。
具体的な手順としては、「会議」の開催者が元となるドキュメント・ファイルをShare Anytimeで読み込み(もしくは新規作成し)、「会議」情報を設定した「シェアノート」を作成。そのシェアノートファイルを電子メール等で参加者に送付することにより、受信者はそのシェアノートを読み込むだけでサーバーとの通信が可能となり、グループ・コミュニケーションが開始されるという。
本アプリには、有償版の「Share Anytime」と無償版の「Share Anytime Free」があり、有償版の価格は700円(現在はキャンペーン価格の170円で購入可能)。会議を開催するために必要な「シェアサービス利用権アドオン」は、有償版アプリ上にて1GB/月額170円から購入できる。また、有償版には1カ月分のシェアサービス利用権が付属しており、期間中は編集差分データ転送量1GBまで、回数無制限での会議開催が可能。無償版にもトライアルとして10回の会議開催権が付属しているが、データ転送量は1GBまで、同時接続数は10名までに制限される。
なお同社は、今回のiPad版を皮切りに、「Share Anytime」のiPhone版、Windows版、Android版の提供を年内に順次開始する予定としている。また、同アプリは個人や小規模グループでの利用を想定したもので、法人向けには、ユーザー管理やセキュリティ機能を強化した「Share Anytime法人パック(仮称)」の提供を来春に計画しているとのことだ。