富士通は9日、センサーや車両から収集した位置情報を活用するクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL」のパッケージ版を海外向けに販売すると発表した。
「SPATIOWL」は位置情報を活用するクラウドサービス。今回、海外でパッケージ販売を開始することにより、データを国外に持ち出せない海外の利用者も、自国のサーバにパッケージ版を導入することで、「SPATIOWL」のサービスを利用できる。
また、サービスの拡充として、クラウド版「SPATIOWL」のサービス構成を一新し、機能別に細分化されたオプションサービスを利用者の用途によって自在に組み合わせることが可能になったほか、簡単な登録で利用できるトライアルサイトが新設された。
主な機能概要として、海外向けパッケージ版とクラウド版ともに、位置情報データを時系列に管理する機能(ビューア含む)、利用者/端末の認証と管理をする機能、施設情報(POI)を管理する機能、スマートフォンからSPATIOWLを利用できるモバイルパック機能、管理対象ノード(500ノード)を備えている。
価格は、海外向けパッケージ版とクラウド版ともに個別見積り。